それは、ある意味、俺にとっては「目からウロコ」な話であった。
漫画を読むときに、無意識に誰もが、いくつものことを期待している。
その期待の具体的内容は千差万別だろうと思うのだが、普段、俺がまったく思いつかない、考えもしない、想像すらしないことを妻に言われ、戸惑ってしまったのである。
「ANGEL VOICEのキャラクターの中で、恋愛関係になって、付き合うとしたら誰がいいかな?」
しばし、絶句した。
「ANGEL VOICE」という作品を読む中で、そのような“視点”はまったくなかったからである。
その前に、(お前・・・イカ娘と弱虫ペダルの今泉だけじゃなかったのかよ・・・)と強烈な人間不信を感じた。
改めて、妻から提示された、「ANGEL VOICEのキャラクターの中で、恋愛関係になって、付き合うとしたら誰がいいかな?」という問いかけについて考えてみたい。
妻は、何かを悟ったかのように、こう切り出した。
「考え方は二つ。育てたいか?甘えたいか?」
まるで書店の自己啓発本コーナーにある中谷彰宏の著作集のタイトルのようなことを言う。
「育てたいなら・・・尾上君、甘えたいなら・・・所沢君かな」
その瞬間、殺意に近いものを感じた。
奇女は続ける。
「尾上君は思春期の真っ最中にお母さんの愛に飢えていたから、その空白の時間を埋めてあげたい。所沢君はきっと具体的に大きな夢とか野心はないけれど、才能で引っ張ってくれそうだから」
俺は、花山薫に睨まれたキャバクラの客引きのような顔になってしまった。
ちなみに妻によれば、「(ANGEL VOICEは)絵がス〇ムダ〇クの丸パクリ」であり、「黒木監督はホモ」らしい。
また、サッカーの知識などまるでないくせに、何を根拠にしているのか「サッカー部の中で、技術的に一番のびしろがあるのは脇坂君」と断言していた。
さすがに、「この漫画、男も女も顔が同じ」と言っていたことは秘密である。
(お前は一生、あさりちゃんでも読んでろ・・・)
さて、最後に標題の件なのだが・・・
まったく思い浮かばないのだが・・・、約束を守ってくれそう、派手な要求はしない、「安・近・短」で済むという点から百瀬だろうか。
明日発売のチャンピオンで「ムラマサ」を妻が読まないか・・・今はそれだけが心配なのである。
- 2008/11/19(水) 23:12:56|
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現在、『月刊少年チャンピオン』連載「ドロップ」単行本の売れ行きが絶好調の鈴木ダイ先生。
その鈴木ダイ先生の作品を初めて読んだのは、たしか大学生の頃だったと思う。
1997年、『月刊少年チャンピオン』で連載されていた「BANG!!!2」(全6巻)という作品である。
そこから始まって、1999年連載開始の「BANZAI」(全2巻)、2001年の「B.A.D」(全3巻)、原作者として参加した「ブリーチャーズ」、作画者として参加した「A-D.O.G.S」(全3巻)、そして代表作となった2004年『週刊少年チャンピオン』第39号から連載開始となった「マスターガンマスター」(全5巻)と、思えば鈴木ダイ全作品をリアルタイムで読み、また単行本もすべて買い揃えてきた。
秋田書店で一貫してオリジナル作品を発表してきた鈴木ダイ先生、残念ながらマニア評価が高い作品はあるのだが、いわゆる「ヒット作」というのは、一つもない。
単行本で重版、版が重ねられたというのも、聞いたことがない。
(このあたりは根拠がないのでブックオフ等で調査する必要がありますが)
ただ、俺は痛烈に感じているのだが、漫画家としてはプロ(当たり前だが)、そのセンスたるや非凡、アクションシーンの迫力と演出力、構成力、舞台設定の奇抜さ、アイディアなどを総合的に考えると、秋田書店の漫画家の中ではトップクラスである。
でも、悲しいかな、単行本は何冊も出してきたが、ヒット作には恵まれなかった。
ある意味、実力に伴った評価がされない、不遇な漫画家であると思う。
そこで、「ドロップ」である。
売れている、間違いなく売れている。
今月発売の少年チャンピオンコミックスの中では、「元祖!浦安鉄筋家族」を追い抜く売上を記録している。
でも、そこで複雑に感じることがある。
「ドロップ」はお笑いタレントが原作者で、キャラクターデザインは高橋ヒロシ先生。
鈴木ダイ(大)先生のポジションは「作画」である。
ただ単なる「作画」で、終わっていないのはさすがである。
鈴木ダイカラー、鈴木ダイイズムが「ドロップ」の画面には溢れている。
そして、年明け、4月ぐらいから『ヤングチャンピオン』において、高橋ヒロシ先生原作の外伝物「春道」の連載が内定しているという。
作画を担当している単行本は順調にヒット作品となっている、年明けから『ヤングチャンピオン』で同じく作画者として高橋ヒロシ先生原作のスピンオフ作品が内定している・・・これは素晴らしいことだ。
そこで、俺が感じるのは、かつてのように鈴木ダイ先生がオリジナル新作で、勝負してくれる機会はあるのだろうか?という危惧である。
おそらく下世話な指摘で恐縮だが、「ドロップ」の成功で、漫画家としては収入らしい収入を初めて手にしたように思う。
(収入らしい収入=金額の大きい収入)
(ただ、印税がどういった分配なのか謎だが)
それは、作画者としての鈴木ダイ先生の力も大きいとは思うが、「鈴木ダイ先生の作品」ではない。
あえて言えば、「秋田書店で今一番売れている高橋ヒロシヤンキーマンガ路線に乗っかっただけの作品」であると思う。
「クローズ」、「WORST」の爆発的ヒット、その延長線上に「ドロップ」があり、いわば鈴木ダイ先生は“幸福な同乗者”に過ぎない。
それが、鈴木ダイ先生の現在だろう。
では、俺が期待する、希望する、鈴木ダイ先生の未来とは、どういったものか?
単純なことである。
もう一度、完全オリジナル作品で勝負して欲しい・・・ということ。
それだけである。
有名な原作者・テレビタレントによるPR効果、著名な有力漫画家の庇護の下ではなく、一つの完全オリジナル、一人の漫画家としての精神の結晶たる新作漫画の発表。
それを今、痛切にリクエストしたい。
- 2008/11/19(水) 21:44:18|
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今年も昨年に引き続き、本ブログにおいて私的ながら秋田書店『週刊少年チャンピオン』十大ニュースを12月に発表すべく、準備、資料整理に取り掛っている。
発表項目は昨年同様にする予定なのだが、ひとつ本来ならば、あって当然と思う項目がある。
それは「商業的結果」、つまりセールス記録、単行本の売上、ヒットに関する項目である。
よく考えれば、十大ニュースとは、「年間ヒット作品大賞」であるべきだろうと思う。
しかし、それについて冷静に考えた今、ある種の絶望が俺を襲っている。
2008年、数多くの作品が、チャンピオンに発表され、単行本化されたのだが、はっきり言って「商業的に成功した」と言える作品は平川哲弘先生の「クローバー」だけである。
この「商業的成功」というのは、今年になって、安定して単行本が十万部近く発行され、コンビニエンスストアにも並ぶくらい認知度が確保された作品、過去のリニューアルではないオリジナル新作という定義である。
確かに、売れた作品はあった。
ただし、それらの全ては「昔から秋田書店の看板であった作品」もしくは、「売れたといっても漫画界全体で見れば売れていないに等しい作品」のどちらかである。
純然たるルーキーで、上記の条件を適用できるのが「クローバー」しかないというのが寂しい。
もう一つ、考えなくてはならないのが、「消えた漫画」の特性についてである。
これは完全な断言はできないが、俺は思う、「チャンピオン系サイト・ブログがプッシュした作品」こそが、“消えた漫画”になってしまったということ。
このあたりの考察は、
、「ネット人気」とはどれぐらいの価値があるのか?という先月の記事を参照していただきたいのだが、それを考慮しても、この反比例は大きな問題である。
振り返ってみて、秋田書店『週刊少年チャンピオン』という全国発売の週刊少年誌であるにも関わらず、ここまで「商業的成功作品」が出てこなかった、作れなかった、というのは由々しき事態である。
確かに前任の樋口編集長時代に比較すれば、現任の沢編集長体制の方が、明らかに雑誌としてのテンションが上がっている。
チャンピオン系サイト、ブログも飛躍的に増え、交流の機会も拡大した。
高橋ヒロシ先生の一連の作品のメガヒットにより、秋田書店メディアの注目度も著しく向上した。
しかし、である。
「クローバー」以外の、普通の漫画が商業的には全敗だったという事実は、甘受しなければならない。
ここで具体例を挙げるのは、いささかナンセンスな向きもあるのだが、例えば「大重版出来!!」と謳ったPUNISHER、一体どれぐらい売れたんだろう?
PUNISHER知ってる少年漫画読者って、何人いるんだ?
ワンピースやナルト、ブリーチに夢中な小中学生で、同時にPUNISHERに興味津々な小中学生なんているのか?
表紙、巻頭カラー、一挙2話掲載、サイン会と他社の月刊誌にも連載があるにも関わらずフル回転させて、そこまでしてやっと「重版決定」というのは残酷ではないだろうか?
チャンピオンはギャグ漫画が豊富だ、強力だと言うけれど、今年単行本化され、新しくヒット作品になったギャグ漫画が一本でもあったのだろうか?
そろそろ、(遅いか?)、本格的に「単行本難民になった・・・」「2巻以降が出なかった・・・」ではなく、真正面から「売れる作品とは?」という座標軸に視点を移すべきだろう。
漫画だけではない、音楽にせよ、演劇にせよ、ドラマにせよ、文芸にせよ、芸能にせよ、すべて「ヒットしたところから批評が始まる」のである。
ヒットしないにも関わらず、「一部のマニアには隠れた熱狂的人気を誇る」などという下世話なレベルでの「批評」は本来はありえない。
ヒットして、売れて、多くの目に触れて、やっと「批評が始まる」のだろうと思う。
これまでブログに書いてきたことと矛盾していることは俺自身、感じているのだが、来年こそは願いたい。
派手に何百万部も売れなくていいから、コンスタントに十万部以上確実に売れる作品が多く登場して欲しいと。
- 2008/11/17(月) 23:51:07|
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昨日から今朝にかけて、昨年一年分の『週刊少年チャンピオン』全49冊を処分すべく、切り抜き保存作業に没頭していた。
その中で、ふと目に留まったのが、林雄一先生による5週連続連載(短期集中)作品、「ケーぷり。」である。
この「ケーぷり。」、昨年12月、俺が独断と偏見で決定した秋田書店『週刊少年チャンピオン』十大ニュースにおいて、「空気漫画賞」に選出した漫画である。
その「ケーぷり。」を約1年ぶりに、じっくりと読んでみた。
そして、俺自身の「見る目のなさ」を猛烈に後悔したのである。
(この漫画、面白いじゃん・・・)
ここでは改めて、林雄一先生による「ケーぷり。」(全5話)について考えてみたい。
主人公、霧沢アキラの元に父親(博士)から届いた謎の携帯電話、それは「人型携帯電話」であり、美少女(コトハ)がその体を使って携帯電話の役割を果たすという発明品であった。
この主人公、霧沢アキラ、中性的な魅力を持った美少年であるが、ユーモアセンスも持ち合わせた憎めないキャラクターである。
冒頭、父親から送られてきた携帯電話を、これまでの経験から「どうせろくでもないもの」と考えたアキラは、粗大ごみとして捨ててしまう。
その父親はアキラへの手紙の中で「僕たち(博士を含む携帯開発チーム)、夢に生きるピーターパン」と語っているのだが、

「・・・ったく・・・誰が夢に生きるピーターパンだ どう考えても親父は夢の国を荒らすフック船長だろーが」
こうしたセリフのやりとりが楽しい。
ところが捨てたはずの携帯電話であるが、アキラが帰宅すると、なぜか玄関に置かれている。
その携帯電話から飛び出してきた美少女がコトハである。

このコトハを巡って巻き起こるドタバタが、本作「ケーぷり。」の主なテーマである。
さて、ここでひとつ気になるのが、この後の急なお色気展開である。
アキラが、コトハのことを理解できず、戸惑っていると・・・

コトハは突然、服を脱ぎ捨て、両乳首を長髪で隠し、アソコを左手で隠し、全裸になってしまう。
「読者サービス」と呼べばいいのだろうか・・・、それにしても開始早々、あまり意味が感じられない全裸カットである。
これは推測でしかないのだが、俺はこのあたりに強烈な「編集者の意図、指示」を感じてしまう。
無論、全5話の読み切りスタイルなのだから、スローな展開はできない。
けれど、このタイミングで「裸」という演出、展開は、よくよく考えてみると、やはり唐突であると言わざるを得ない。
扉表紙には「ラブコメ」とあるので、納得はできるのだが、あまりにも「直球過ぎる」のが秋田「お色気」の基本であるように感じる。
第2話、スヤスヤと眠るコトハが起きるシーンがあるのだが、そういった自然な成り行きでの「裸」ならば、それは納得できるし、違和感はない。

林先生の描く裸は、垢抜けた印象が強く、すごく健康的なものであり、少年誌にピッタリだと思う。
コトハがアキラの気を引くために、コスプレを見せるのだが、その姿もかわいい。

さて、第3話から、これまた存在感たっぷりな女の子が登場する。
アキラのクラスメイトで、学級委員長の天野由衣である。

由衣はアキラに恋心を寄せており、かなりの「妄想好き」、いつもアキラとの仮想恋愛を「妄想」し、悦に入っているキャラクターである。
この由衣が、とにかく楽しい、面白いキャラクターである。
それは「真面目」と「不真面目」が、丁度良くミックスされた(?)女の子だからである。
真面目だけど不真面目、不真面目だけど真面目・・・そんな由衣のキャラクターが、このお色気ギャグ漫画の世界を大きく盛り上げることになる。
その由衣は、憧れのアキラを「宮沢賢治の詩の朗読会」に誘う。

普段は、妄想全開でアキラのことを考えている由衣だが、ここではしっかり「正攻法」でアキラを誘っているあたりが、すごく健気で愛らしい。
ところが、その「詩の朗読会」の予約を取ろうと自分の携帯を取り出すと・・・、「割り込み機能」が働き、由衣の携帯から、コトハが「犬神家の一族」の佐清のように出てきてしまう。

このあたりのスピード感、意外性がギャグ漫画として真っ当に面白い。
由衣が憧れのアキラを緊張しながら誘うシーンで、それをブチ壊すかのような破壊力を持ったコトハの登場(登場の仕方もスゴイ・・・)、これには大笑いしてしまった。
この後、アキラはコトハに激怒し、コトハを追い出そうとするのだが、誤ってコトハの上に乗ってしまう。

それを見てしまった由衣の反応が面白い。
ただ怒るだけではなく、いつものクセで「妄想」を爆発させてしまうのである。

しかし、そんな由衣も「妄想」が終わると豹変してしまう。
何故ならば、由衣の「妄想」とはイケメンのアキラ=白馬の王子様・・・といった「妄想」だったのである。
だからこそ、由衣は自分の「妄想」世界を汚したアキラに「怒る」のではなく、「失望」し、暴れてしまうのであった。

アキラ×コトハという基本の組み合わせを大事にしつつ、由衣という新しい強烈なキャラクターをここに関与させることで、ギャグ漫画として正しい昇華を成し遂げている。
第4話では、その由衣が一転して、「あれは何かの間違いですよね・・・霧沢くん・・・」とアンニュイな表情でシャワーを浴びているところから物語は始まる。

そして由衣は真実を探るべく、アキラの調査を開始するのであった。

ここで注目したいのが、由衣の後ろに描かれている母親の描写である。
こまかいカットではあるが、何ともユーモアにあふれたカットである。
コトハも負けていない「写メール機能」を使って、何と由衣そっくりに変身し、アキラに誘惑攻撃を始めてしまうのである。
このあたりの、ドタバタ展開が快感である。
読者の先をリードして、どんどん漫画が、どんどん物語が、読者をこれでもかと引き込むのである。

コトハは由衣に変身した後、アキラが由衣に先日の誤解を納得してもらうように、予行練習をやろうと持ち掛ける。(アキラがうまく由衣に説明できるように)
ところが悪乗りしたコトハは、由衣のキャラクターをまったく別の「女王様キャラ」に成り切って、アキラ
に攻撃してしまうのである。
いつもはいている黒のハイソックスを左足だけ脱いで、アキラの目の前に差し出し、「足をお舐め!!この汚物にまみれたナマイキな豚!!」と罵ってしまうのである。

アキラは驚いて、それを拒否するのだが、俺がアキラの立場だったならば、飼い主に忠実な犬のように、コトハのハイソックス脱ぎたてホヤホヤの左足にむしゃぶりついていただろう。(おいおい・・・)
コトハも負けていない。
今度は一転して、「乙女チック」なキャラクターになってしまう。

第5話、風邪でダウンしてしまったアキラを心配したコトハは、看護婦となってアキラを看病する。

ところが回復しない、寒気を感じたままのアキラにコトハは、自分の体を使って温めようと決意する。

ルナ先生っぽい展開に、思わずウットリである。
ラストシーン、アキラは由衣に無実を訴えるため(?)、自らチンチンを由衣に見せつける。

ここで、物語は完結する。
この全5話を、読み返してみて、改めて思う(反省する)ことがある。
この漫画の完成度は非常に高い!!
ギャグとして面白いのはもちろんなのだが、何よりもキャラクターが生き生きしている。
どのキャラクターも強烈な個性を持っているのだが、憎めない愛嬌も持ち合わせている。
主人公、アキラが非常に魅力的である。
女の子を大切にしたい・・・そんな優しさが感じるられるのだが、決して「優柔不断」ではない。
時には自分の意志を強く押し出し、難局を乗り切ろうとする強さがある。
コトハも、「うる星やつら」のラムのような存在であるが、ノリノリな小悪魔的キャラクターが最高に面白い、かわいい。
由衣の「真面目と不真面目」が同居した不思議なキャラクターは、この作品がギャグ漫画として成功することに貢献している。
思えば、この3人しか登場人物はいないのである。
(あとは、時たま登場したアキラの父親だけである)
今、改めて、ここに「再評価」したい。
林雄一先生の「ケーぷり。」という漫画作品は、昨年度チャンピオンで輝いたギャグ漫画の一つである。
宇都宮勇さんに、事前に今回のブログ記事の案を話してみたのだが、宇都宮さん曰く「ペンギン娘やゾクセイに対してボロクソに書いても平気でしたが、ケーぷり。だけはあのような記事にしたことを後悔している。見る目がなかった」と話していた。
俺も宇都宮さんも、完全に見落としていたのである。
林雄一先生の次回作、それが一日も早く『週刊少年チャンピオン』で実現できるように、ここに祈ります。
【 林雄一 「ケーぷり。」 本誌掲載データ 】第1話(着信1) 新機種デビュー チャンピオン25号(2007年)掲載
第2話(着信2) お得な返品プラン チャンピオン26号(2007年)掲載
第3話(着信3) お細工ケータイ チャンピオン27号(2007年)掲載
第4話(着信4) 予想外写メール機能 チャンピオン28号(2007年)掲載
第5話(着信5) お客様看病主義でイこう チャンピオン29号(2007年)掲載
巻末作者コメント25号 「色々なアレをこめて描きました。よろしくお願いします!」
26号 「日曜日はモモタロスとキュアアクアと一反木綿の日です。」
27号 「試しに一日中デスメタルを聴いてみました。凄く疲れました。」
28号 「友人の勤める会社の社長が演歌歌手デビューしてました。大丈夫か会社・・・。」
29号 「読んでくださった皆様、ありがとうございました。ではごきげんよう(ハート)」
第1話(新連載)カラー表紙
<本記事内における画像の出典>
秋田書店『週刊少年チャンピオン』2007年25号〜29号掲載 林雄一「ケーぷり。」より
- 2008/11/16(日) 21:17:33|
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ついさっきまで元気に走り回っていた息子も、すっかり娘の横でスヤスヤ寝ている。
「ホットコーヒー飲む?」
妻が珍しく、俺にそう言った。
「幻仔譚じゃのめ」のレビュー記事を書きながら、極力、妻とは視線を合わさないようにしていたのだが。
さすがイギリスのコーヒーショップでバイト経験があるだけあって、妻の淹れてくれるコーヒーは美味い。
「ありがとう」
「ところで、アレどうするつもり?月曜日が資源ごみの日だって先週も言ったの忘れた?」
妻が言うアレとは、昨年、2007年度発行の『週刊少年チャンピオン』全53号(49冊)のことである。

これをすべて俺は、クローゼット内に園芸用品と一緒にカモフラージュし、隠していたのであるが、まるで中学生の部屋からエロ本を即座に見つけ出す母親のような厄い嗅覚で、妻はそれを発見したのである。(隠れている・・・と言える状態ではなかったが)
「これって何の価値があるの?」
妻が俺に訊く。
「価値はある・・・間違いなくある」
徳川埋蔵金を探す糸井重里よろしく「(価値は)あるとしか言えない」と返答したら、妻は穏やかながらも、確実に聞こえる声で、こう言った。
「月曜日にすべて処分します」
(お前、何様のつもりだよ・・・)と思いつつも、
「分かった」
と答えてしまった自分が厄い。
さて、今から、「切り抜き作業」に入るしかない・・・。
この49冊・・・、切り抜きのため、読み返し始めたら、朝になりそうな予感が。
雑誌の切り抜き保存(特に読み切り作品)している方がいたら、うまい方法教えてください!!
やはり一か月単位で切り抜いて、本誌は捨てていくのが妥当なんだろうな。
それでは作業開始です。
- 2008/11/15(土) 22:58:01|
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