関東地方は今朝から、初雪。
初雪といっても、ほとんど積もらず、粉雪が少し、冬空に舞ったというぐらい。
レミオロメンのヒット曲『粉雪』に、こんなフレーズがあった。
♪僕は君のすべてなど知ってはいないだろう
♪それでも1億人から 君を見つけたよ
♪根拠はないけど 本気で思ってるんだ
俺は、このフルセットという漫画に出会えたことに感謝している。
毎年、何百という新しい漫画作品が量産されては消えていく中で、偶然、チャンピオン読者であったことで、この作品に巡り会えた。
本気で、そう思っている。
フルセットを読んでいて、最近、痛切に感じるのが、この青春時代の心の葛藤、そして恋愛模様だ。
今週のフルセットで、ボール恐怖症の深山が、神社で密かにバレーボールの特訓をするシーンがある。
そこに女子バレー部の白川舞が通りかかる。
まず、この神社の風景が懐かしい。
俺も子供の頃、こんな神社で、よく遊んでいた。
今、その神社は、きれいに整備され、子供用の遊具や広場がなくなってしまったが、昔は弟や友達たちと、よく遊んでいた。
そして、舞が深山に話した言葉が、美しい。
「あたし練習に付き合えるし・・・、いつでも声かけて・・・」
そう言い残して、足早に去って行った舞。
顔を赤らめて、呆然としてしまった深山。
恋愛に心がときめくなんて・・・、こんなすばらしいことあるだろうか。
そして、思う。
こんな女の子が周りにいる青春時代だったら、どれほど幸せだっただろう。
フルセットの世界の住人になりたい。
今の自分では、もう、こんな素敵な、心ときめくような恋心は感じなくなってしまっている。
結婚は人生の墓場とは、名言である。
もし、今、中学生で、フルセットを毎週、読んでいる男の子がいたら、きっと優しい言葉が自然に出るようになっていると思う。
話の順序が逆転するが、冒頭、園芸部をバカにされたことに、怒り心頭になった真木君が楽しい、そして頼もしい。
屋代監督も日曜に自ら練習に参加。
メンバー全員の心が、ひとつになってきた。
それと同時進行で進む、進み始めた恋模様。
美しいなぁ・・・、美しい。
美しい漫画、フルセット。
こんなハイレベルな漫画が、毎週、リアルタイムで読めるなんて幸せ・・・、と毎週、書いているが、こんな「癒し」が毎週あるなんて・・・、やっぱり幸せだと思う。
先日、カミさんに、フルセットだけは読めと屋代監督張りのツンデレモードで話したところ、早速、単行本1巻、2巻を読んだ様子。
そして、奇蹟が起きた。
俺が会社に行っている間に、うちのカミさん、初めてチャンピオン本誌を読んでいたのだ。
そして、育児ストレスと倦怠期が重なり疲れきっていたカミさんが、俺に言った言葉。
「会田君、かわいい」
ありがとう、チャンピオン。
ありがとう、梅田阿比先生。
夫婦の間の氷を溶かしてくれたフルセット。
秋田書店の雑誌を手に取らせたフルセット。
レミオロメンの『粉雪』は、次のフレーズにつながっていく。
♪些細な言い合いもなくて 同じ時間など 生きていけない
♪素直になれないなら 喜びも悲しみも 虚しいだけ
素直になれない自分を、素直にしてくれたフルセット。
今、チャンピオンで一番、輝いている漫画だと思う。

