
サンクスで買ったら、範馬刃牙のステッカーが2枚付いていた。
どうせなら、秋田書店伝統のシルクハットマークステッカーでも付録にしてもらえないだろうか。
またシルクハットマークの入った携帯ストラップでもいいと思う。
今週号を読んで、やはり再確認したが、板垣・水島・浜岡の3人は偉大だ。
「3老害」と括られることもあるが、客観的に見て、漫画家としての力量は圧倒的にレベルが違うと思う。
「生誕46億周年記念 地球史上最強を決定る!!!」と打たれて始まった範馬刃牙。
「ピクル来日決定!!!」という先週号のラストはインパクト強烈だったが、今週号の内容は面白すぎて異常。
妄想カマキリ戦で見せた板垣先生のグダグダ一人相撲も板垣恵介なら、このピクル来日→羽田空港のロビーで女性レポーターを襲う→“滑稽なほど・・・野生・・・!!!”という流れは、板垣恵介の真髄。
印象的なカット。
来日したピクルの瞳の輝きを見て一言。

チャンピオンというノールールマッチの舞台で繰り広げられる「強さ」という言葉。
そしてピクルの生々しい表情も見ていて楽しい。
しかし、よくこれだけの怪物が軍用機とはいえ、来日したものだ。

これから来日したピクルが、どのような野性を発揮するのか。
そして、どんなバトル、どんなチン事が起きるのか。

キス、接吻、人工呼吸・・・いやこれは違う。
野性だ。
ラスト。
パイルダーオンしてしまったピクルのアレを見て、脂汗が噴出した刃牙の表情。

もしかしたらピクルのアレには重大な秘密があったというのだろうか。
ここまで書いて、何が言いたいかと言うと、ここまで板垣先生に自由に描かせる秋田書店の度量の深さ、いや、ダイレクトに言えば、秋田書店を「支配」してしまったと言っても過言ではない状況だ。
一方的に「どうしても描きたいことがひらめいた」と宣言し、範馬刃牙中断。
ハッタリ100%の厄い予感をさせた「ピクル」連載開始。
消化不良としか思えないラスト。
そして、それは刃牙本編につながっていく。
これだけの自由気まま、作家本位の流れは、他社ではありえない。
ここにチャンピオンの魔性を感じてしまう。
今週号で、もうひとつ、しつこいがレビューしておきたいのが、「いざ!!海高剣道部」
つまらない。
この、つまらなさは異常だ。
つまらないことが面白い漫画になってきている。
昔、SDガンダム目当てにボンボン、ミニ四駆目当てにコロコロを買ってもらっていた頃、ほとんど注目されないギャグマンガ、ストーリーマンガが大量に掲載されていた。
子供たちの本来のお目当てではない、それらのマンガは、たいした注目を浴びることなく、時代の波に消えていった。
その匂いを、この海剣にも感じてしまう。
つまらないストーリーとギャグ、教科書どおりの定番キャラクター、古い画風、まったく魅力のないヒロイン。
これを「不人気マンガ4大要素」と俺は定義しているが、このすべてに、あてはまってしまうのが海剣だ。
それは「悪い」ことではない。
秋田書店の宿命と言っていいと思うが、こうした漫画が、自然発生的に誌面に掲載されてしまう、非常に危険な磁場が秋田の伝統なのだ。
今回のヒロイン、美鈴先輩。

かわいくない。
そして限りなく、昭和だ。
今回、文化祭の屋台で焼き鳥・・・というストーリーだが、この美鈴先輩登場の後に展開されるギャグの連続の圧倒的なつまらなさは、漫画というより哲学だ。
どちらに参加したいだろうか。
海高文化祭と獅子堂学園文化祭。
かつて、「クロスハート」という、登場人物すべてが昆虫の目を持ったオール精神障害系キャラクター、エロと呼べないエロを読者が嫌がるまで延々とマスターベーションのように披露し、ストーリーのつまらなさでは他作品を寄せ付けない圧倒的なつまらなさで「2代目フリオチ」と俺が定義したことがあるが、どうやら「海高剣道部」が「3代目フリオチ」を襲名する気配が出てきた。
と、ここまで書いて、もっとたくさんの面白い漫画について書けば良かったと後悔・・・。
「エンジェルボイス」「フルセット」「ギャンブルフィッシュ」は、「ドカベン」「浦安鉄筋家族」「範馬刃牙」に続く「新御三家」と認定。
これからのチャンピオンを支える新しい柱になることは確実。
「ストライプブルー」「ナンバMG5」「ダイモンズ」「鉄鍋のジャン」が四天王。
ここに細川雅巳先生の本格連載が決定すれば、チャンピオン黄金期到来かもしれない。
かつて200万部発行していた、あの時代へ。
俺たちは、第2次チャンピオン黄金期の時代の目撃者になるのだッッ!!!

