人面犬の『秋田で始まり、秋田で終わる』

『週刊少年チャンピオン』で田中杜芝先生の短期集中連載の実現を!!

週刊少年チャンピオン48号

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台風20号が関東接近のため、朝から強い雨。
たまには、これぐらいまとまった雨が降ったほうがいいなとは思う。

そんな中、かみさんと産婦人科へ。
しかし、新聞、テレビで取り上げられているので、ご存知の方も多いと思うが、この産科(産科医)不足は深刻な問題だ。
長男は運良く公立病院の産科で出産できたが、今回は、その病院も断られ、地元の産科を数件廻ったものの、すべて定員オーバー。
やっと、見つけたのが、地域で一番高い「セレブ出産」と言われる病院。
はっきり言って、高い。
高いだけに設備や環境は抜群らしいが、この出費は苦しい。
出産前の妊婦が、救急車で何十件もの病院を断られ流産したというニュースを聞くたびに悲しくなる。
なんとか、ならないのだろうか。
出産したら、いずれは学校、最近の公立学校は、疲れているらしい。
まだ長男も2歳だから分からないが、最近の親は狂っていると思う。
授業中だというのに、ひたすら学校に「教師を出せ!!」と執拗なクレーム電話をし続ける親。
精神を病んで休職する教師たちの多いこと。
はっきり言って、心配なことだらけなのだ。
私立の一貫校に入れたいという気持ちもあるが、できることならば公立の自宅近くの小学校で学ばせたい。
やはり、地域社会でもまれて育つ、地域の友達にもまれて育って欲しい。

やはり、海が見える絶壁に立つ、古い一軒家にいる、あの医師を訪れるしかないのだろうか。
法外な報酬を、一介のサラリーマンである俺が支払えるとは思えないのだが。

いや、都会を離れ、山の分校に長男を預けようか。
絶対ダメだ、想像もしたくない。
自分の息子が、あのM先生の性的授業を受けるなんて・・・。

脱線してしまいました。

今週号のチャンピオンは、どこから書いたらいいのか迷うほど、密度が濃い。
ギャンブルフィッシュは、各チャンピオンサイトで話題が集中しているし、フルセットの屋代先生ツンデレは、サイカチのクイーンを超えたと認定していいと思う。

どこから書けばいいか迷うが、「いざ!!海高剣道部」の迷走は、どう理解したらいいのか。
先週の突然のバトル路線(別名・ジャンプシステム)から路線転換したと思ったのだが、今週は早くもその路線は否定される展開。

中学個人戦でベスト4になったほどの実力者、柏木四郎。
別名、スピードマスター。
「絶対に日本一を獲ります!」と宣言。

ところが、源次の気迫で、あっさり負ける、

そして、ラストはやはり、彼女がいました・・・オチ。

次号予告を見る限り、次週は柏木がヒロシと激突するらしいが、柏木の彼女がイケメン、ヒロシに一目ぼれしてしまい、柏木が焦る展開になると予測。

3代目フリオチとしてのポジションは確立したが、様々な疑問が浮かんでしまうのも事実だ。

その最たる疑問は、どうしてわざわざ、20ページも使って、こんな漫画を描く必要性があるのかということだ。
伝えたいメッセージもなければ、スポーツの緊迫感、躍動感もない。
当然、漫画としての面白さ、楽しさ、笑う要素もない。

この漫画を読むということは、修行だ。
苦しいからこそ修行になれる。
楽しい漫画を読んでいると、あっという間に時間が過ぎる。

色々な努力はしていると思う。
読者を楽しませようという仕掛けは感じられる。

今の状態は、美容室で最新の髪型にしてもらい、流行のメイクもした、当然、ファッション誌で話題のファッションに着飾った。
けれど、「あの子、ブスだから」の一言で全否定された女性のような状態だ。

けれど、確かに結果には出ていないものの、その努力の軌跡はあまりにも美しい。
だからこそ、この漫画に魅力を感じてしまうのだ。

今、チャンピオン連載陣は、黄金期に近づいている。
その中にあって、そのムーブメントには乗らず、ひたすらに空気漫画を量産、連載してしまう姿勢はいとおしい。

確かに、つまらないが、同時に、毒もない。
利益はないが、こちらに危害を加えることもない。

さて、年明けの単行本化は・・・ないない、それはない。

今週号で出色だったのが、CTCイラストレーターとしても活躍中の、佐藤将先生の「コトノハ学園」
やはり、佐藤先生は非凡な才能の持ち主だ。
面白い。
濃いキャラクターがたちが、いい感じで壊れていて爽快だ。
美作文という文学的キャラクターのかわいらしさと、ブラックな笑いは、今までのチャンピオンにはなかったタイプの笑いであり貴重。
無敵看板娘や浦安鉄筋家族が「陽」の笑いだとしたら、コトノハ学園や現代怪奇絵巻は「陰」の笑いだ。

こうした作品こそ、サブカル層にPRするべく単行本化して欲しい。

細川雅巳先生の「フンドシ守護霊」は意表を突いた巻中カラー。
美しい。

「私の世界を汚すヤツは、許しておけないよね」という悪霊スミレの言葉は、細川先生の言葉に聞こえて厄い。

「私が本当に描きたかったのは、星のブンガのようなファンタジーロマンの世界。それを打ち切って、もう一度、細川という作家が読者に受け入れるかどうか調べるため、ギャグマンガで連載のチャンスを与えた秋田編集部は許しておけないよね」

そう、聞こえてしまう。
今週で13話。
単行本2巻分のボリュームも近いが、秋田から単行本化の予告は一切ない。

心配だ、いずれ、沢編集長が、作品内スミレ(=細川先生)に屠殺されないか心配だ。

最後に、フルセットのデフォルメされたコマが、やたらかわいい。
フルセットのキャラクターたちのデフォルメフィギュア誰か作ってくれないか。
誰か、2個入り100円のガチャガチャでSDフルセット、発売してくれ。

秋田も小栗旬写真集なんか出版するなら、梅田阿比画集でも発売してもらいところ。

次週は、巻頭カラー、範馬刃牙。
そう、チャンピオンギャグマンガ陣の最高峰、範馬刃牙。

寂海王だけは、少しスポットライト当ててくれ。

怖い!木曜日が待ちきれないッッ!!
  1. 2007/10/27(土) 21:49:49|
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週刊少年チャンピオン47号

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中学生のころ、夢中で読み漁ったのが手塚治虫先生のブラックジャック。
と、言っても、当然のことながら、リアルタイムで週刊連載を読んでいたわけではなく、単行本を古本屋で買い集めていたのだ。

ブラックジャックは今、読んでもそうだが、1話が読みきりという形式であるということもあるが、読み終わってから、そのページ数の少なさと話の内容の濃さ、世界観の広さ、想像が広がるヒントの多さに驚かされる。
わずか18〜20ページなのに、そこには、ありとあらゆる喜怒哀楽、人間社会の矛盾と悲しさ、あまりにも魅力的なキャラクターたち、そして空想を無限に広げられるヒント、エッセンスが凝縮されている。

そんな中学時代の思い出を、今、思い返すのは、梅田先生の「フルセット!」を読んでいるときだ。

20ページの中にありとあらゆる要素が凝縮されているものの、決して、くどくはないし、濃くもない。
むしろ、爽快感すらある。
けれど、1ページ1ページに込められた、メッセージの強さはあきらかに、いい意味で、異常だ。

今週号、「第24セット 負傷」を読んでみると、まるで手塚先生の作品を読んでいるかのような錯覚に陥る。
今週号の内容、注目すべき点を、ページの最初から終わりまでで、挙げると、このような感じの時系列が分かる。

・カミちゃんの的確なレシーブと火野の会田のパワーを引き出すベストタイミングなトス。
・才能はあるものの、感情が優先してしまう園部と、それを知る先輩。
・火野にハンドタッチを求められ、素直に返さず頭をコンと叩くツンデレ会田。
・タイムを入れた漆野監督の言葉を借りた試合の進捗状況説明。
・分校時代の恩師、松根先生を観客席に発見し、笑顔を見せるカミちゃん。
・自分のことで精一杯だった火野がチームのメンバーのことまで考えるようになった精神的成長。
・点数ボードに突撃してまで、次につなげようと奮闘する火野。
・ここ一番で確実にスーパーショットを放つ会田のスター性。
・血が流れた火野を看病する真木君のデフォルメショット。
・塩井先生と日野灯の詩的表情に満ちた会話。
・日野の怪我を「俺の責任になる」と忠告する監督。

これらは、すべて時系列ながらも、ある面ではすべて循環的に作用している。
火野が頑張れる理由は「自分を変えたい」という理由であると、連載第1話から提示されていたが、ここにきて、さらに崇高な気持ちが火野の心の中に芽生えていることがわかる。

自分を変えたい、強い自分になりたい・・・そんな自意識が、いつのまにか、周りのメンバーに恵まれ、塩井先生や女子バレー部との異性交流の中から、例えば「カミ君のために勝ちたい」という、自分以外の幸福のために自分を燃焼させるという、極めて高度な理由に変質していることが今週号から読み取れる。

それは、火野の「バカをやったのはぼくだ・・・それで負けてしまうなんて・・・それで負けてしまうなんて、絶対にできないんだ・・・!!」という心の言葉にも表れている。

言い換えるならば、チームスポーツの醍醐味だ。

愛情に裏打ちされた辛辣なチャンピオンレビューで知られる宇都宮勇さんが、サイト内で「梅田先生の本気を感じる」「ゼッタイとは自分たちの居場所バレー部を守ること」と指摘していたが、まさに、その通りだと思う。

週刊ベースで、このレベル、この世界観を維持し続ける梅田先生は、天才だと思うが、おそらく梅田先生自身も、原稿用紙に向かいながら、火野や会田、真木、上森たちが、どんな行動を起こすのか、楽しみながらそっと見守っている心境なのだろうと思う。

比較すれば、一目瞭然だが、同じ20ページでも「海高剣道部」とは、同じスポーツ物でありながら、その精度が違いすぎる。

どこが本質的に違うのか。

それは、呼吸だ。

フルセットからは呼吸が聞こえてくる。
海高剣道部からは呼吸は感じられない。

呼吸を感じるということは、生命を感じることと同義語。

つまり、フルセットを読むということは、生命を感じ取ること。

そこが、中学時代のブラックジャック体験につながる根っこなのかもしれない。
  1. 2007/10/20(土) 12:58:11|
  2. 週刊少年チャンピオン
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秋田ポスト

仕事で茨城県水戸市に出張。

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水戸駅南口の駅前の整備工事も終了したものの、かなり殺風景な印象。
ホテルテラスに宿泊し、チェックアウトし、タクシーに乗ろうとしたら、こんなポストを発見。

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「子供に見せたくない雑誌は、このポストにお入れください」と書かれている。
白ポストというらしい。

いわゆる公序良俗に反する・・・、つまりエロ本は、家庭に持ち帰って子供の目にふれると、教育上、問題があるということで、設置されたポスト。
このてのポストは東北・北陸地方出張時に、たまに見かける。

さて、水戸駅のキオスクで買った、週刊少年チャンピオンを、こちらのポストに入れてから、帰るとするか
  1. 2007/10/19(金) 18:42:10|
  2. 日記
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週刊少年チャンピオン46号

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表紙はクローバー。
やはり秋田編集部のプッシュは続いているようだ。
表紙、巻頭カラー、それぞれ見て思うのが、彩色の美しさ。
小沢としお先生の100倍はうまい。
水彩カラーがきれいに塗られ、巻頭カラーにふさわしいレベル。
これは、まさしくプロの仕事。
内容は相変わらずの軽薄な内容だが、この画力はもったいない。
どうせなら、少年画報社システムで「原案・高橋ヒロシ 作画・平川哲弘」で新連載に踏み切れば、メガヒットな予感は大。

さて、今週号から新連載となったのが、みさき速先生の「殺戮姫」

「特攻天女」という週刊連載が6年以上続き、単行本は30巻まで到達。
続く「曲芸家族」も「第1部完」という打ち切りでの終了とはなったものの、単行本は確かすべて出たはず。

はっきり言おう。
俺は、この両作品ともリアルタイムで読んでいたが、大嫌いなのだ。
この作品が古谷野孝雄先生の「GO And GO」同様に30巻も単行本化されたのが不思議で仕方ない。
これは秋田の汚点だ。

嫌いな理由についての詳細は控えるが、新連載(これだけ歓迎されない新連載も珍しい)が、短期集中であったのは唯一の救い。

週刊少年誌で、ここまでグロテスクな表現描写を許されるのは秋田の寛容な編集姿勢そのものだが、相変わらず内容はつまらない。
「フリオチ」の系譜(2代目クロスハート、3代目海高剣道部)とは、まったく正反対の意味での、つまらなさ。

この「殺戮姫」からグロテスク描写を抜き出したら、何が残るのか?
何も残らない。

悪人を見ると殺人衝動を抑えられない流と、それを唯一、制御できる王士。
ギャグでもなければ、シリアスでもない。
ロマンでもなければ、スポーツでも、ラブストーリーでもない。

このタイミングで、この作品をチャンピオンに投入した、秋田編集部の考えは謎だ。

これ以上、書いても、罵詈雑言にしかならないので、書かないが、第1話は、悪い予感が的中したというところ。

毎週、ハイテンションが続くのが「ギャンブルフィッシュ」

注目点はこちらのカット。

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蛭子奈々との素数対決で、あられもないブラジャー、下着姿になってしまった樹村菜摘。
(ビリヤードの樹村プロが、どこからか試合の様子をデジカメ撮影していそうで怖い)
その菜摘ファンを自称する男子生徒たちの、心にもない言葉。

人の世は、表あれば裏もあり。
本音と建前の二律背反。

本音では、菜摘の裸を見たがる、現代怪奇絵巻キャラたち。
ところが、実際に口に出たのは、「負けたら菜っちゃんがどうなるのかわかってるのかよ!!」という建前ばかり。

そして、土壇場で逆転の反撃に出た菜摘はさすが。
怒り狂う蛭子奈々を「ビッチ」と売春婦呼ばわりする秋田編集部のコピーもさすが。

これだけ毎週、話題が集中する漫画がチャンピオンに現れたことは奇跡。

細川雅巳先生の「THEフンドシ守護霊」も、いつのまにか、「星のブンガ・番外編」といった趣になりつつあって、いい意味で厄い。

扉表紙のキャラクターたちの、個性の強さはさすが。
担当編集から、打ち切り宣告されたのか、それとも細川先生の「素」が出てしまったのか、かなり内容ははっちゃけている。

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ドラゴンクエストの「ミイラおとこ」登場。
この登場の仕方が最高にインパクトがあって面白い。
やはり、細川先生は、このラインで、本格連載に踏み切って欲しい。
そして、本作も単行本化希望!!

この「THEフンドシ守護霊」の後に、「フルセット!」と続ける秋田編集部の構成は神のいたずらか。

先週に引き続き、クローズアップされるカミちゃん。
フローターサーブで相手を翻弄する真木君もすごい。

きっと、太陽の美少年、カミちゃんは、あちらもレシーブなのだろう。
ツンデレ会田、美少年真木も間違いなく、レシーブ側だろう。
そうすると・・・、アタック側は・・・そう、火野しかいない・・・。
つまり、杉原中学バレーボール部は、園芸部からバレーボール部に成長する過程で、入谷火野のハーレムになっていたのだ。

それだけではない。
翼佐、灯の美少女コンビが、火野を虎視眈々と狙っているかもしれない・・・。
そして、教育者という立場を悪用し、子供たちの世界に夜這い、ではなく、怪しい笑顔で接近を図る松根先生。

恐るべし・・・、策士!!入谷火野!!

と、ここまで書いて、隣でスヤスヤ眠る我が子を見て思った。
ごめんよ、父さんは、今、君に絶対言えないことを書いているんだよ。

さて、来週のチャンピオンは、巻頭カラーはナンバMG5。
カラー彩色の出来が不安の種。
「2号連続特大号」というのも、よく分からない。

佐渡川先生の新連載がいつになるのか、まったく不明。
初夏から初秋、気がつけば年末。
まさか、年明けにはならないだろうな・・・。

今月末には、連載終了となる作品が、まとまって告知されると推測。
「ペンギン娘」「海高剣道部」「竜の国のユタ」「不安の種」は確定。
「ヤンキーフィギュア」「マイティハート」「フンドシ守護霊」「侵略!イカ娘」の「打ち切り四天王」は、同時タイミングで一斉に連載終了になりそう。

そして、昨年同様、秋・冬の「新連載攻勢シリーズ」に突入すると思う。

いったい、これからチャンピオンになりが起きるのか・・・カミング・スーン!!
  1. 2007/10/13(土) 21:53:13|
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週刊少年チャンピオン45号

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チャンピオン誌上にて「幽刻幻談」「人形師いろは」といった強烈な作品を立て続きに発表し、現在は「フルセット!」を本格連載中の梅田阿比先生。

めでたく12月に単行本2巻発売も決定し(書店に並ぶまでは安心できないが)、掲載順位も安定していて、何より毎週これだけのハイレベルな内容を描き続けられる、その才能と努力には頭が下がる。

梅田阿比先生といえば、真木君に代表される、性的嗜好はいたってノーマル(だと信じたい)な俺すらも、心の琴線をくすぐられるキャラクターを作ることにおいて秋田作家の中では右に出る者がいないと思う。

そこで、今週号の「フルセット!」に注目したい。

上泉森、ことカミちゃんは、水谷分校から杉原中学に進んだ1年生。
褐色の肌、野生児丸出しの裸足。
ところが性格は、人見知りでシャイ、みんなの前で話すなんてもっての他、赤面でおどおどしてしまう。

そんなカミちゃんの性格を決定的にした理由は何なのだろうか。
その答えが、今週号で出た気がする。

杉原中学対漆野中学の試合を観戦していた、一人の小学校教師、松根。
デジカメで、試合の様子を撮影していたらしい。
そして、明かされる、カミちゃんの小学校時代。

丸4年間、教師と二人だけだった小学校生活。
そして、松根先生と「二人っきりのバレーボール」
この時点で、すでにフランス書院文庫の匂いを感じてしまった。

カミちゃんの性格を決定付けたのは、間違いなく、この松根先生だろう。
もともと大自然の中で、おおらかに育ったカミちゃん。
天使のような純真な心と、太陽の光をすべて吸収してしまったような美しい褐色の肌、そして本人は気づいていない魔性を秘めた美しい顔立ち。

国語、算数、理科、社会、図工、体育・・・、そして、断言したい。
もうひとつの重要な科目を。

異性に興味が芽生え、下半身に毛が生え始め、性に興味を持つ頃。
普通ならば、クラスの女の子に初恋するする頃。

しかし、そこに女の子は一人もいなかった。
そして、一人の男性教師がいた。

「森、ほら、体が大人になっていく証拠だよ・・・、力を抜いて、緊張しなくいいから・・・」

カミちゃんの成長、いや性長を間違ったほうに助長してしまった松根先生。
そして、それを受け入れてしまった太陽の美少年・・・。

俺は、今すぐ、今回の杉原中学対漆野中学の審判にお願いしたい。
松根先生のデジカメを没収し、何を撮影していたのか調査したいただきたい。
糸花警察には、裁判所の令状が出次第、早急に松根容疑者の自宅を家宅捜索してもらいたい。

この続きを、チャンピオンREDで発表する計画が沢編集長と伊藤編集長の間で極秘に話されているらしい。

と、ここまで書いて、妄想から感想に戻るが、改めて、「フルセット!」という漫画はすごい漫画だと思う。
熱い、感動できる、何よりも登場人物すべてが、こんなに、いとおしいなんて。
毎週、最新の「フルセット!」を読む時間は、何とも幸せな時間だ。

そして、今週、感想を書かないといけないのが、こちらも毎週のことながら、「ギャンブルフィッシュ」

正直言って、最初、一読した時、「ここまで来ると、やりすぎだろ・・・」と少し引いてしまった。
すべてを受け入れるのがチャンピオン読者。
漫画界のマザーテレサでなければいけないチャンピオン読者。

先週の「淫楽の毒婦」に始まり、今週は、援助交際、売春、といった言葉が並び、ブログ界の米原秀幸を自認する俺も、さすがに苦言を呈したいと思った。

これは、完全なインフレだ。
昔、世界史の教科書で見たと思う、目の前に山のように積まれたドイツ紙幣の前で、うつろな表情で座り込むドイツ市民の写真を。
あれと、同じ現象が、今、チャンピオンで起きている。

俺自身は、インフレだと思うものの、このまま突っ走ってもらいたいと、今は考えている。
ただし、今週号のチャンピオンは、要保存。
単行本になった時、修正が入る可能性が高い。

でも、いいのか、月夜野由佳脱糞シーンは修正しなくて・・・。
そして、それが扉ページだなんて。


Shinsen君によれば、あの乱雑にカットされたトイレットペーパーこそが、完成度の高さの象徴らしい。

このあたりの深読み、着眼点の鋭さは、ほとんど埴谷雄高、カントの世界に近い。

そして、「愛」VS「エロ」と言い切る担当編集は、プレイコミック出身か。

チャンピオンという物理法則の当てはまらない磁場だからこそ発表できる漫画、ギャンブルフィッシュ。
ここは、青山先生、山根先生についていくしかない。

最後に来週から、新連載(巻頭カラーはなぜかクローバー)となる「殺戮姫」、みさき速、新連載。
「特攻天女」が連載されていた頃、確かまだ大学生だったような気がするが、はっきり言って、どうしても好きになれなかった作品。
ヤングキングの「特攻アルテミス」と比較されていたが、アルテミスの方が数段面白かったのを覚えている。

ただ、今週の「ギャンブルフィッシュ」が典型だが、ここで「殺戮姫」も、あまりにも表現の自由を勘違いして、極端な残酷描写が続くと、チャンピオン全体にとっては、マイナスでしかないと思う。

「特攻天女で一世を風靡した」というコピーは厄い。

来週のクローバー巻頭カラーは、真田・菊池主人公化の始まりのような気もするが、うちのかみさん(カミちゃんじゃないよ)が大好きらしい小栗旬(秋田から写真集出るらしいが)あたりが出てきて、「俺、クローバー大好きなんすよ」みたいな記事が出たら、公正取引委員会に審査要求していいと思う。

さて、俺の希望をラストに書きます。

佐渡川準新連載、哲弘新連載を今秋の柱にしてもらいたい。

佐渡川先生は、やっぱり秋田の良心。
哲弘先生も、やっぱり安心して読めるギャグマンガ家だと思う。

ギャンブルフィッシュで、下痢してしまったのは月夜野さんだけではない。
今、チャンピオン読者全体が、毒に侵されている。

どくけしそうは、どこで売っているのだろうか。
キメラの翼に飛んで行きたい、集英社と講談社、小学館の漫画しかない世界へと。
  1. 2007/10/07(日) 10:56:23|
  2. 週刊少年チャンピオン
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