人面犬の『秋田で始まり、秋田で終わる』

『週刊少年チャンピオン』で田中杜芝先生の短期集中連載の実現を!!

週刊少年チャンピオン26号

第68回新人まんが賞結果発表。

いつも思うのだが、秋田書店でデビューを目指すって、どういう心境なんだろう?
オリンピックで言えば最初から金メダルは目指さず、銅メダルを狙うようなもの。

どうしてもチャンピオンが好きで、チャンピオンでデビューしたいと願ってくれるのならば最高なのだが。

今回の受賞作品の中では福井瞬さんの「ファルコンスピリット」が読んでみたい。
まだ21才だし、ぜひチャンピオンを盛り上げてほしいところ。
あまり若い世代がチャンピオンを読んでいるところは書店、コンビニで見かけないが、こうしてチャンピオンというフィールドを選択してくれる若い才能があることはうれしい。

マンガの世界も残酷だなと思うのが、歴代の審査員作家で今も活躍している(商業ベースで発表の場がある)人の少ないこと・・・。

そして、俺は思う。
先生方のコメント、沢編集長のコメントを読んで思う。
なるほど、プロデビューとは厳しいものなんだな・・・、でも

「どうして、ケーぷり。ゾクセイが掲載できるのだろう・・・」

秋田のホームページで7月の単行本発売のアナウンス。
「王様のオーパーツ」第2巻は幻になったらしい。
同期の「かるた」「アイホシモドキ」は発売されるというのに。
そして、森繁先生のこのコメント。

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生々しい・・・。
つまり単行本が売れたから首の皮つながったということなのか。
第2版(重版)だ出たという話も聞かないが。

秋田で初版8000部だとして、一冊420円。
全部買い占めても336万円。

白鷺杜夢なら秋田の単行本買い占めて、永遠の連載継続が約束されそう。

こんな(↓)読者がこっそり書店で買って、それがチリも積もって、連載継続ならうれしいが。

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来月のREDにはサイカチが別冊付録になるというし、少し秋田の全社的な体制もそろそろ限界のような気がするのだが。

来週号は表紙、巻頭カラー「クローバー」
思い切って「フルセット」や「ギャンブルフィッシュ」「アイホシモドキ」にソロ表紙やらせたらどうなんだろうか。
グラビアアイドルもいらない。

今週号の表紙にあるように「常識突破」してもらいたい、秋田に。
  1. 2007/05/26(土) 20:13:31|
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秋田ファンが集まるラーメン屋

自宅マンションから歩いて3分のラーメン屋さんは、秋田書店ファンにはうれしいお店。

馬場民雄先生、佐渡川準先生がお忍び(?)で来るお店。

先日、オープンから3周年を迎えたお店に、両先生がキャラクター入りのカラー色紙を贈呈されたそうです。

その店内に飾られているカラー色紙がこちら。

佐渡川準先生は鬼丸美輝。

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馬場民雄先生はナルトヤ。

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こうしてプロ漫画家のカラー彩色を目にすると、何よりも色使いの美しさに感動します。

両先生の、こうした優しい気持ち、心遣いに感謝!

お店は「麺座まねき」、JR北松戸駅下車、東口階段を下りて、国道6号を渡って、オリジン弁当の斜め前にあります。
月曜日は定休日。

ぜひ、一度、ご賞味ください。
  1. 2007/05/18(金) 11:08:17|
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週刊少年チャンピオン24号

今週のギャンブルフィッシュを読んで、範馬刃牙を思い出したの私だけでしょうか?
(秋田ひかる)

ビリヤード美少女(痴女)との対決が始まったと思ったら、杜夢の父親の名前が、それも夢一郎。

指名手配中のプロの詐欺師だという。

最終対決の相手は父親になるのだろうか。
杜夢が100億円という金額を持ち出していたのも納得がいく。
被害者への弁済へとするつもりなのだろうか。

久しぶりに本棚から「麻雀鬼右侠」を読み返してみたくなった。

獅子堂美華、朝比奈里緒、分かりやすいエロだと思う。
そして、分かりにくいエロ、背徳のエロといえば今週は「フルセット」に注目したい。

背徳、それは道徳に背を向けること。

画面から放たれる強烈な世界観。
気にならないスルーキャラクターが一人もいないという濃密な作品世界。

そして、一番気になるのが、第1話からサラッと登場した真木くん。

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そして、この二面性。

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真木くんだけでなく担任の女教師も気になる。
気になるといえば、来週、明かされる火野の秘密。

火野には兄弟(おそらく兄)がいて、その兄がスポーツ万能で将来を嘱望されていたにも関わらず、火野の「目の前で」交通事故、もしくは「目の前で」スポーツ中の事故で死んでしまったのではないだろうか?
それが強烈なトラウマになり、精神に異常をきたした火野が現在の姿なのでは・・・と考えてしまう。

いずれにせよ、これからの進展が気になる漫画だ。

この「フルセット」から感じるのは、どこか触れてはいけない、背徳のエロスと同性愛に近い友情だ。

これからも目が離せない梅田阿比先生。

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最後に「王様のオーパーツ」の、この面白さは異常。
これだけ週刊ペースで毎週、これだけの濃い密度を保てるなんて神。

レドがこんなに魅力的なやつだったなんて・・・。

えっ!?掲載順位、実質最下位!?
あと4回で連載終了!?

巻頭カラーで大々的に始まった割には、王パーに冷たい秋田編集部。

星のブンガ、サイカチ・・・、続いた悲劇。
俺は言いたい。

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チャンピオンは男の子だけのものじゃないんだ!
レドに恋する女の子がいたっていいじゃないか!

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ヒゲキセキを待ちながら、来週も木曜日、俺は「週刊少年チャンピオン」という名のハンムラビ法典を持ってコンビニのレジに並ぶだろう。
  1. 2007/05/13(日) 17:18:19|
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秋田書店創業者・秋田貞夫の業績

HONDAの本田宗一郎、松下の松下幸之助・・・戦後、大きく成長した企業にはカリスマ的な創業者の姿があった。

秋田書店の創業、創業者について、まとめてみたい。

秋田書店の創業者は秋田貞夫氏。
生まれ故郷は岡山県都窪郡吉備町。
地元の岡山二中を卒業後、単身上京し、日本大学専門部(芸術学部の前身)に入学。
元々は時代劇の映画監督志望だった。

日本大学を中途退学し、小学館に入社。
当時、小学館には貞夫氏の兄が在籍しており、なおかつ、当時の小学館の社長(相賀祥宏氏)が隣村の出身だったことが縁で入社。
この兄が退職する変わりに入社したのが貞夫氏。
これが昭和5年、貞夫氏21才。

入社して「小学5年生」編集部に配属された。
やはり編集者としての資質は充分だったようで、三ヶ月で編集主任(副編集長格)に昇格したという。

そして小学館に10年間在籍。
会社経営陣と意見衝突することが多くなり、強烈なキャラクターも災いし、昭和15年11月、小学館退社。

「小学館を首になったのだから、小学館より格上の会社で一旗あげたい」との強い思いを胸に、朝日新聞社に転職し、8年間在籍。
「アサヒグラフ」「週刊小国民」編集部で活躍。
ところがこの間、太平洋戦争が激化し、徴兵され、命からが終戦後、復員。

そして、昭和22年、39才で朝日新聞社を退社。

秋田書店成功のサクセスストーリーはここから始まる。

横須賀の我が家を拠点として「石原書店」という会社を立ち上げた。
なぜ秋田書店ではなく、石原書店だったかというと、愛妻家の貞夫氏が自分の苗字よりも妻の旧姓を残したいと考えたからだった。
絵本の発行で成功し、「ゴングの猛襲」(福島鉄次)というSF漫画本を出版。
これが爆発的なヒットとなり、少年向け漫画雑誌「冒険王」の企画が実現する。

昭和24年2月。
漫画本専門出版社として秋田書店を立ち上げる。

ある日、貞夫氏は終戦の焼け跡がまだ残る、闇市でアメリカから輸入された原色フルカラーの「スーパーマン」の単行本を手にし、衝撃を受ける。
進駐軍のアメリカ兵から、この単行本を譲り受ける。

「このスーパーマンを日本風にアレンジすれば絶対に売れる!」というひらめき、そして「同じことを考えているやつがいるかもしれない。大手に目を付けられたら負けてしまう」という思いで、このコンセプトを雑誌にしようと邁進することになる。

この企画を実現するには、「この男しかいない!」と思い定めていたのが福島鉄次氏。
小学館時代からの友情関係があった。

奇跡的な話がある。
海軍に徴兵され、復員した貞夫氏は、旧友福島鉄次の消息がまったくわからなかった。
福島氏は工場に勤労動員され、戦後、今の日本鋼管で事務員として働いていた。
戦後の混乱で、かつてのように「絵で稼ぐ」ことはできないでいた。
ところが昭和22年、横須賀駅で偶然、貞夫氏は福島鉄次と再会する。
「お前の才能を発揮するには絵しかない。あのダイナミックな絵をもう一度描いて欲しい」

そして、アメリカのスーパーマンにインスパイアされた冒険活劇で「冒険王」は不動の存在を築く。

この頃、講談社、小学館など大手版元はこぞって「豪華付録付き」の月刊誌にこだわって部数競争をしていた。
日光カメラ、レコード盤、顕微鏡など、漫画と関係ない豪華な付録を競っていた。

ところが貞夫氏は「漫画は漫画で勝負しないと生き残れない」との指示を出し、豪華付録のかわりに、連載作家の読みきり短編を「別冊付録」として何冊も入れるように発案した。
漫画の付録に漫画・・・「なら最初から雑誌に掲載すればいい」という冷ややかな反応もあったが、当時の漫画は高級品。
ある程度の所得のある家庭の児童しか買えなかった。
なんどもなんども読み返せる、友達に貸せる、借りられる別冊付録は、その場限りの付録と違い、深く浸透していくことになる。

「読者は面白いものしか買わない。大手が出しているから、という理由で買う読者はいない、シビアだ」が口癖だったという。

アメリカのスーパーマンに触発された先見性、漫画に徹底的にこだわった読者を大切にする純粋性、そして反大手資本というアナーキーな精神性からそこから秋田書店は生まれた。

平成19年。
主力雑誌の週刊少年チャンピオン。

これから、どこに向かい、どこに進むのか。

創業者、秋田貞夫は天国から見守っているに違いない。

  1. 2007/05/05(土) 15:41:24|
  2. 秋田書店全般
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去る者は追わず、来る者は拒まず

チャンピオン研究という、ゾクセイの登場キャラクターの3サイズなどをまとめた「ゾクセイデータベース」よりも評価されないことに没頭して、何年たったのだろう。

永遠の謎。
それは、チャンピオンの掲載基準だ。

「新人まんが賞」の編集長、編集者のコメントで「少年誌であることをもっと意識して」や「視点が青年誌なのが残念」という評価コメントがある。

しかし、少年誌という言葉を感じさせる連載漫画は皆無だ。
あえて言えば、「浦安鉄筋家族」ぐらいだろう。

少年誌だが、有料のテレフォンカードをほぼ毎週販売しているのも不思議だ。

子供が読まない少年誌、チャンピオン。
全戦無敗、正確には挑戦者、今週もゼロの王者、チャンピオン。

子供の健全な教育という観点から考えれば、チャンピオン読むよりも、古本屋でこっそり入手したエロ本を両親に隠れて、毎晩フィーバーしながら読んでいる小学生、中学生のほうが健全だ。
チャンピオンは狂育である。

あと、よく分からないのが、アンケートの結果がどこまで、誌面に反映するのか?という点。
おそらく、アンケート結果よりも、単行本の売り上げ、版を重ねることができるかどうか?という点が重要視されていると思う。
その単行本も1巻打ち切りは当たり前。
時間をかけて徐々に人気を高めるなんて夢の話。

でも、月刊チャンピオンはすべて単行本化される。

話が飛んでしまったが、今のチャンピオンの掲載基準は、おそらくこんな感じだろうと思う。

知名度の高い3作品(浦安、ドカベン、刃牙)を中心にプッシュしながら自社の新人まんが賞受賞作家には挑戦的な取り組みをさせる。
他社で実績のある作家に描いてもらう場合、多くはその作家の自主性に任せるが、最後の責任は持たない。
編集部がストーリーに関わり、連載開始にあたって周到な準備があった作品であったとしても単行本の売れ行き如何では早急な打ち切りがある。

ここまで、書いて、思ったのが、今のチャンピオンの最大の問題点。

人が育たない・・・、ということ。

正社員が減り、団塊世代前の中高年社員が現場最前線に出ないにも関わらずキャリア(過去の遺産)で幅を利かせている。一方、最前線ではアウトソーシングが進み、派遣社員を中心とした不安定な雇用が続き、結果として全社的なモチベーション低下に歯止めがかからない。

つまり、今のチャンピオンは現代企業の合わせ鏡になっていると思う。

マンガとは最も過酷でありながら、自由闊達な表現の場であったはず。

短期連載、打ち切りフォローなし、という今のチャンピオンの編集姿勢には疑問を感じざるをえない。

でも、好きです、やめられない、チャンピオン。

最後に、マツリセイシロウ先生、おめでとう!

秋田の沼は深い、そして暗い。
  1. 2007/05/04(金) 14:12:17|
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チャンピオン系ブログ総括

会社から帰宅し、焼酎片手に、チャンピオン系ブログを見る時間は一日の中で、唯一、安息できる時間だ。(笑)

4大週刊少年誌、それぞれ感想、批評などのファンブログがある。
圧倒的に多いのはジャンプで、各作品別に熱烈な応援ブログがある。
サンデー、マガジンもそれに続く勢いがあるが、ジャンプには遠く及ばない印象だ。
特にマガジンは250万部以上の発行部数があるのだから、もっと盛り上がっていてもいいと思う。

そんな中で、やはり独自のポジションをキープしているのが、チャンピオン系のブログ。

秋田書店オンリーのブログというのは、どうやらここしかないらしい。
(もちろん大河の一滴だと思いますが)

本ブログ開設以来、5400人の来訪者があった。
と言っても、ほとんどがブックマークしてくれた人の定期訪問。
これは、すごくうれしい。

思えば、中学時代、当然のことながら、携帯電話もなければインターネットなんて夢の世界、小松崎茂の世界。(笑)
まるで自動販売機で売られていた非合法のエロ本を見るのと同じ感覚でチャンピオンで買っていた。
そう、隠れキリシタン、ならぬ、隠れチャンピオンだったのだ。

そのころ、チャンピオンの妖しい魅力に虜になって自分は、他のチャンピオン読者の動向などまるで知る由もなく、自分=すべてであった。

ところが今、こうした幸か不幸か、インターネットの爆発的普及で、ユニバーサルに情報、意見交換ができる。

そして、禁断の果実を見つけてしまった。

「チャンピオンの読者って俺一人じゃなかったんだ・・・」

当たり前のことだ。
でも、それはほんの少し前まで、当たり前ではなかった。

チャンピオン系ブログは、いくつか相互リンクしてさせてもらっているが、内容の濃さは下記の3つのブログが圧倒的。

グレースタイル(Shinsen君)
http://graystyle.blog79.fc2.com/

赤い放射能に汚染されたブログ(釘煮大福君)
http://redradioactivity.blog97.fc2.com/

豚か狼か(内の“今週のチャンピオン”)(宇都宮勇さん)
http://wolf-or-pig.hp.infoseek.co.jp/wc2007.html

まず、ひたすらに「濃い」
水を一切使わずに、絵の具をいくつも混ぜて描きあげた水彩画のようだ。
水彩画だが、油絵に近い。

そして、こうし熱烈なチャンピオンブログの存在がうれしい。
自分のフォロー外の「チャンピオンRED」についても詳細に語られている。

どうして、このような記事を書いたかといえば、ひとつは感謝の気持ちだ。
こうして、大好きなチャンピオンの感想を語り合える空間を作ってくれる仲間たちにひたすら感謝!

まだまだ奥の深い秋田の世界。
こちらの雑誌の詳細な研究も必要だ。

人面犬の最終目標は、こちらの雑誌も含めた「秋田書店全制覇」です。

初めてチャンピオンを読み始めた頃、「荒鷲高校ゴルフ部」を連載していた沼よしのぶ先生。

あれから、15年以上たった今。
「キャディ愛」というマンガを秋田書店で発表している。

これからも、このブログ共々、すべてのチャンピオン系ブログをよろしくお願いします。
  1. 2007/05/04(金) 13:11:06|
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